どうも、先日退職したばかりのKYOです。
という疑問の答えを、自分自身の体験談をもとにお答えします。
実際のところ、業務の状況にも左右されますし、切り出すタイミングって難しいですよね。
僕の場合は辞める1年前に退職願を出しました。かなり早いタイミングだったと思います。
この記事では、退職願を出してからの1年の体験を経て、いつ出すのがベストだったのか?と感じたのかをお話しします。
これから退職願を出そうと思っている方の参考になればと思います。
目次
退職願はいつ出すべき?
まず補足ですが、退職願とは、辞めたいという意思を会社に伝えるものです。これは書面で渡す場合もありますし、口頭で伝えるだけの場合もあります。僕は口頭だけでした。
似た言葉で退職届は、実際に退職しますという通告になり、より厳格な意味を持ちます。
この記事は「退職願」をいつ出すか?という話ですが、いきなり結論から書くと、辞める2~3ヵ月前くらいに出すのがベストかと思いました。
その理由は以下に書いていきますが、その前に、最低限確認しておくべきことがあります。
就業規則を確認
就業規則は最低限確認しておきましょう。
退職の1ヵ月以上前とか3ヵ月以上前など、事前に伝えなければならないタイミングが明記されている場合がありますので、そうした決まりがある場合はそれに従ってください。
退職願を辞める1年前に出した体験談
ここからは僕の体験談になります。
実際に辞めたいという意思を伝えたときは、事前に計画していた訳ではなく、どちらかというと突発的に言ってしまった感じでした。
なのですが、その時すでに数ヵ月続く案件が決まってしまっており、立場的に自分が抜けられる状況じゃなかったので、そこは責任を持ってやり遂げようと思いまして。また、引き継ぎを行わなければならない業務も結構あったので、余裕をもって1年後に退職ということで合意しました。
僕としても、辞めた後はフリーランスを目指しており、1年あれば十分に準備できると思っていたので、お互いにメリットのある結論でした。
1年あれば副業でもアフィリエイトとかでそれなりに稼げるようになるだろう、と結構楽観的に思ってました。
退職願を出してから3ヵ月
この時期はまだ関わっていた案件が繁忙期だったので、これまで通り仕事をしていた感じです。
退職の意思を伝えたことでスッキリ開放的な気分になっていたので、メンタル的にはやる気に満ちていたと思います。
ただ仕事が忙しかったので、副業はもう少し仕事が落ち着いたら本気出す、という思いでいました。
退職願を出してから半年
徐々に引継ぎの業務にシフトしつつも、仕事もそれなりにある時期でした。
この時期になってくると、モチベーションの維持が本当に大変でした。
頑張って会社のために働いて会社が成長したとしても、「自分、これから辞めるしなあ。」とどうしても思ってしまうので、仕事に対する情熱みないなものがとても希薄になってしまっていましたね。
で、そのモチベーションの低下が副業の方のやる気も下げるという悪循環です。結局、副業に繋がるまともな行動はできませんでした。
退職願を出してから1年
最後の方は簡単な業務だけで、最終月はほぼ有休消化でした。
僕の場合はちょうど妻の出産と重なってしまったという事情もあるのですが、結局まともに副業にシフトできるようになったのは、最後の1ヵ月くらいです。
しかも、やる気のない状態でずっと仕事を続けていたせいか、すっかりサボり癖が付いてしまい、集中力を取り戻すのがとても大変でした。
退職願を1年前に出した結果
結果、何を伝えたいかというと、あまりに早く退職の意思を伝えてしまうと、その後の仕事でモチベーションを維持するのがとても大変ですよ。ということです。
僕のように、何もない状態から副業を始めて独立しようと考えているなら、特に気を付けた方がいいです。期間に余裕があるとどうしても「まだ大丈夫」「〇ヵ月後に始めればまだ間に合う」と考えてしまいがちなので、結果サボりがちになります。
副業からの独立を考えるなら、まずは十分に稼げるようになってから、退職の意思を伝えるべきですね。
退職願を早く出した場合のメリット・デメリット
1年前というのは流石に早すぎましたが、早く伝えたことによるメリットも、もちろんあったと思います。そのあたりを以下にまとめます。
退職願を早く出すメリット
- 余裕を持って業務の引き継ぎができる
- 転職、独立の準備や貯蓄を十分にできる
- 方向性の軌道修正ができる
まず業務の引き継ぎを余裕をもって出来たのは良かったです。業務に関しては憂いなく辞めることができましたし、退職後に問い合わせの連絡が来る心配もまずないと思います。
2つ目に関しては、人によるかもしれないです。僕のように意思の弱い人間は、期間に余裕があると行動があと回しになりがちなので。
3つ目は、例えば「独立を考えていたけど、やっぱり転職しよう」とか、考えが変わったら途中で軌道修正しても十分に間に合うということです。
退職願を早く出すデメリット
- モチベーションが続かない
- 行動をあと回しにしがち
- ボーナスが出ない可能性がある
1つ目、2つ目に関しては、上で書いた通りです。
3つ目ですが、会社としてはこれから辞める人間に対してボーナスを支払ってもメリットは無い訳ですからね。これも気に留めておいた方がいいです。僕の場合、多少は出ましたが、額は例年に比べてがっつり減らされました。
結論
以上のことから、退職願を出すなら、辞める2~3ヵ月前くらいが一番良いのではないかと感じました。
1番の理由は、やはり上にも書いたように、モチベーションの維持ですね。辞めると伝えた直後が、一番やる気にも満ちていると思いますので、転職や独立など新しいことを始めるなら、なるべく早い方がいいです。
ただ、あまり直前になりすぎても、引き継ぎができず会社に迷惑をかけてしまう可能性もありますし、自身の準備も間に合わないでしょうから、2~3ヵ月前くらいは期間があった方がいいのかなという結論です。まあ仕事の内容によっては、引き継ぎは必要ない人もいると思うので、そういう人は、もう少し直前でも良いかもしれませんね。
以上です。退職は計画的に。