どうも、札幌でフリーランスエンジニアになって3ヵ月目のKYOと申します。
現在は、エージェントに紹介していただいた企業様の元で、エンジニアの仕事をしています。
今日は、札幌で登録できるフリーランスエンジニア向けのエージェントについて、紹介したいと思います。
自分が札幌でエージェントを探していたとき、ブログ等でこういった札幌で活躍しているエンジニアの生の声を発信している情報があまりに少なかったので、今後札幌でフリーランスになりたい誰かの役に立てばと思い、記事にしました。
早速ですが、実際に僕がどのエージェントに登録したかというと、
の2つです。
というか、札幌だと現状はほぼこの2択になってしまうかと思います。
フリーランス向けのエージェントは数多くありますが、札幌などの地方案件を扱っているエージェントは意外と少なく、自分が探していた2019年4~5月時点では、大手だとこの2社くらいでした。
どちらも実際に足を運んで面談させていただきましたので、今回は、この2社の特徴などを紹介していきます。
目次
札幌でフリーランスになる上で知っておくべき事
エージェントの話に入る前に、まずは、ぶっちゃけ札幌でフリーランスエンジニアってどうなの?というお話を少ししておきます。
主に「働き方」と「お金」の話です。
勤務形態は会社員とほぼ同じ・在宅案件はほとんど無い
フリーランスと聞くと、時間や場所に縛られずに自由に働ける、ノマドワークみたいなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、札幌のエージェントで紹介していただける仕事のほとんどは、お客様の企業に常駐してフルタイムで働くお仕事です。
つまり、勤務形態は会社員と同じです。
もちろん、エージェントを介さずに個人で仕事をもらえる方はノマドワーク的な働き方もできると思いますが、相当な実力やコネが必要です。
お小遣い程度の稼ぎで良ければ、クラウドソーシングという手もありますけどね。
報酬は会社員よりは多いけど首都圏に比べると・・・
次にお金の話です。
結論から言うと、札幌でのフリーランスエンジニアの相場は、月単価で40万~60万くらいです。(※上はもう少し幅がありますが、下限は大体これくらいのイメージ)
大手エージェントのサイトで紹介している首都圏の案件など見てみるとわかると思いますが、首都圏に比べるとだいぶ低いです。おおよそ、札幌の単価は首都圏に比べて、-10万~20万くらいと言われています。
とはいえ、普通に会社員エンジニアとして働いている20~30代の方であれば、多くの方は年収は上がるのではないかと思います。大手企業や管理職の方は別ですが。
ぶっちゃけ東京の方がいい
札幌のエージェントを紹介する記事で、身も蓋も無いことを言っていますが、ぶっちゃけフリーランスとして働くなら東京の方がいいですw
個人的には札幌のエンジニア市場がもっと活性化することを願っているので、決して東京行きを進めている訳ではないのですが、事実として、東京の方が圧倒的に案件も多いですし、収入も高くなりますよ、というは知っておいた方が良いかなということで書きました。
まあ東京は東京で、満員電車のつらさなどもありますけどね。
これを見て東京に行きたくなった方は、この記事で紹介しているエージェント以外にも、選択肢はたくさんあります。レバテックフリーランスなんかは、調べた限りでは最も評判が良かったです。
PE-BANK
前置きが長くなりましたが、本題のエージェント紹介です。
まずはPE-BANKから。
ちなみに私の最初のお仕事はPE-BANKさんに紹介していただきました。こちらを選んだ理由は後述します。
業界最老舗
PE-BANKは、全国的に見てもかなり古くからある、業界再老舗のフリーランスエンジニア向けのエージェントです。
そのため、地方の案件も幅広く扱っています。
少し前までは、札幌でエンジニア向けのエージェントと言えば、ほぼPE-BANK一択だったようです。
福利厚生やサポートが充実
僕が最初にPE-BANKと契約することに決めた一番の理由がこれです。
特にメリットが大きい制度が2つあります。
- PE共済会
- 確定申告サポート
PE共済は、生命保険やがん保険を始め、けがや病気で働けなくなった場合の所得補償制度や、取引先の企業が倒産した場合に売上金を一部補填してくれる制度など、会社員顔負けの手厚いサポートをしてくれる共済です。
個人で加入する共済よりも安く、さらに共済会費は経費として計上できるので、メリットしかないです。
もう一つは確定申告サポート。こちらは僕もまだ受けたことはないのですが、周りの話を聞く限り、確定申告が「すっごい楽」だそうです。
フリーランス1年目は特に、確定申告で苦労するという話をよく聞きますが、確定申告サポートを利用すれば、非常に楽に済ませることができます。
具体的には、事前に確定申告に関する説明会を開催してくれるのと、実際に確定申告の時期が近づいたら、申告書類を作成する「申告会」というのを開いてくれます。
さらに、その場で作成した申告書類の郵送も代行してくれる上に、条件を満たせば実際の納税まで代行してくれるみたいです。
このように、サポートが非常に充実しているので、何かと不安の多い1年目は特に、PE-BANKに入っておけば安心だなと感じたのが大きかったです。
エンジニアとしての実務経験が必須
サポートが充実していると書きましたが、その分、契約するための敷居は他のエージェントよりも少し高いかもしれません。
PE-BANKには「プロ基準」という契約基準があり、その一つに、ITエンジニアとしての実務経験が必要というのがあります。
実務経験がどのくらいの期間というのは明記されてませんが、独学で勉強はしているけど実務経験が無いという状態では、まず契約できないと思っていいでしょう。
ただそれは、実務経験によって所属するエンジニアのレベルがある程度担保されているということなので、顧客からの信頼も得やすいというメリットもあります。
他のプロ基準として、正式に開業していて青色申告の申請をしている必要もありますが、これは手続きさえすれば誰でも満たせます。
ハイパフォエンジニア
次にハイパフォエンジニアです。
正式名称は「High Performer IT Engineer」というエージェントです。
自分は今回は使わなかったのですが、Webからの会員登録と、営業担当の方との面談はしてきましたので、わかる範囲で紹介します。
札幌には進出してきたばかり
ハイパフォエンジニア自体は、全国的に展開している老舗のエージェントですが、営業の方から聞いた話だと、札幌の案件を扱い始めたのは比較的最近だそうです。
なので、札幌に限って言うと、PE-BANKに比べると稼働しているエンジニアの数はかなり少ないと思います。
ただ、これからフリーランスを目指す人は今よりも増えてくるでしょうし、伸びしろはかなりあると思うので、人が少ないということは、今のうちに活躍しておけば、エージェントとの良い関係を築きやすいのかなとも思いました。
PE-BANKは既に札幌では根強い地盤を持っている印象でしたが、ハイパフォエンジニアは今まさに市場を開拓中というイメージです。
どちらが魅力的に感じるかは人によると思いますが、個人的には、より市場の開拓に貢献できる仕事の方が、働いていてやりがいや楽しさは感じられそうだなとは思いました。
支払いサイトが速い
もう一つ、魅力的な特徴としては、支払いサイトが速いという点です。
支払いサイトとは、締め日から実際に報酬が支払われるまでの期間のことです。
フリーランスのエージェントだと、普通は締め日(大体月末)から2~3ヵ月後に報酬が支払われることが多いのですが、ハイパフォエンジニアの場合、最速で翌月の15日に支払ってくれるようです。
これは特に、フリーランスになりたてで貯金もあまりないという人には非常にありがたいですね。
まとめ
面談した感想としては、どちらのエージェントも、営業の方は良い人でしたし、両方とも魅力的に感じました。
上に書いた通り、サポートが充実しているという点と、既に知り合いが何人か所属しているという個人的な事情もあったので、今回はPE-BANKを選びました。
ただハイパフォエンジニアの方もとても魅力的だったので、今の案件が落ち着いたら、いずれお世話になりたいなと思っています。
結論としては、以下のような感じです。
- 既にエンジニアとしての実務経験がある人
- 手厚いサポートを受けたい人
- 新しいことに挑戦していきたい人
- 確定申告等のサポートが特に必要ない人